ダーティ掃除人ノート: 3月 2016

2016年3月30日水曜日

レモンについて

本日の多摩川ジョギングは,矢鱈と風が強かった。

むきになって,一方向に吹き続けているような風だった。

すれ違う自転車の鈴の音も,引っ張られて変な音程に変化した。

ここ数日,無風の中で走っていたようにおもうので,えらくストレスを感じた。

そのストレスとむきになって張り合って走るのが,なにやら馬鹿らしくなり,最後は歩いた。

桜は半開で,そうか,この風で散ってしまう桜もあるな,というようなことを考えた。

何故だか,梶井基次郎のレモンのことを考えた。

少年らが吠えながら追いかけあっていた。

まぁ,春ということだなと気づき,レモンのことを考えた自分を,なにやら場違いに思った。

もっと様々なことを考えたり,思ったりしたけれども,夜ごはんを食べてるうちに忘れた。

追伸 漢字で書けないので,あえて「檸檬」をレモンとしたけど,漢字でないと雰囲気でませんな……



2016年3月24日木曜日

銭湯

よく近所の銭湯に行く。きょうも行ってきた。

近所の銭湯といってもけっこうな数ある。

いちばん気に入っていた,50度近くある銭湯は,2〜3年前店じまいになった。

おそらく温度計が壊れていたので,常に48度とかそんな辺りを差していたのだとおもうけれど,異様に熱かった。

常連客ばかりで,どうやら時間帯によってぬるくしてもいいようだった。

早めの時間帯に,蛇口の水をひねったら怒られたことがある。

裸の男に。

つまり,裸の男が裸の男に叱られたということだ。

その時,もっと遅い時間帯はぬるくしてもいいのだと教えてもらったのだった。

厳密にきまっている訳でも無さそうだし,見極めが面倒なので,その後は熱い湯に慣れた。

慣れれば慣れたで,おじいさんがざばざば薄める。

湯と逆に,水風呂はやたら冷たい。涼む庭は外から見える。

くたびれたのを隠しもしない老夫婦がやっている。

無くなるべくして無くなった銭湯ではあるが,じぶんは妙に気に入っていた。


2016年3月23日水曜日

新しいモップの先

先週から新しいモップの先を使っている。

これまで,何となく1番ボロいのを使っていた。

新しいやつはモップの毛もフサフサだ。

効率もいいし,余計きれいになるようだ。

なんで今まで新しいのを使わなかったのか不思議になってくる。

雑巾なんかもそうだが,ぼろければぼろいほど愛着がわくことがある。

そもそも雑巾自体,ぼろ切れの再利用なので,どれだけぼろいんだよって話だ。

ずいぶん昔,飲食店で働いていた時,そこのマスターが食器洗いのスポンジだか何かを捨てる際,「これはもうお疲れ様だな〜……」と言って捨てていたのを覚えている。

スポンジひとつにお疲れ様とは,ずいぶん物を大切にするなと思った。

そのマスターはスポンジに対しては情け深さを示したけれども,人全般にそうだったかどうかは知らない。

ただ,新しいモップを使いながら古いモップのことを考えてたら,そんな昔話を思い出したのだった。

2016年3月22日火曜日

辛いうどんと格闘

春分の日があり,3連休だった。

相変わらず何処かへ出かけるということもなく,出かけたと言えばうどん屋さんにいったくらいだった。


今回初めて,辛味うどん(大)というのを頼んでみたら,スープに唐辛子が1本入っていた。かしわ天をトッピング。

うどんがもちもちで美味しい店なのだが,辛味スープが余計美味しかった。

ラーメンの領域まで奪いかねない刺激で,大3杯いけそうな勢いだった。

ここ数日,huluのサバイバル番組を観ている。

サハラ砂漠だったり,アラスカだったり,メコン川だとかを,ムカデや幼虫やヘビやトカゲを食べて突破する。

とても面白い番組で,サバイバルにも興味津々だが,観るだけで勘弁していただきたい。

「毒ヘビがいました」

格闘。

「このヘビは食べられます……」

生食。

いや〜,そんな状況恐ろしいな。

例えば,高尾山へ行って帰りは温泉に浸かって,電車を楽しみつつ帰る,そんな程度で充分だ。

2016年3月18日金曜日

モップという魔法の杖

今朝も魔法の杖で,オフィスの床をきれいにしてきた。

魔法の杖というか,ただのモップだけれども。

そんな気分だったということだ。

きょうは掃除だけで用事は終わらず,引き続きでかけた。あれやこれや,帰宅後,多摩川ジョギングして銭湯へ行き,ようやく20時だ。

Huluで,じゃりん子チエを観ている。

「うちは世界一不幸な子や……」

なんて可愛い子,チエちゃん。それに比べて父親のテツのクズっぷりはどうしようもない。

いや待てよ,どちらかと言えばじぶんはテツの側じゃないか。   

どちらか比較する必要すらないかもしれぬ。

気づかないでいるほうが幸せなことも多い。

ところで,早起きは三文の得というが,三文ってのはいくらぐらいなんだ。

お金になろうがなるまいが,得しているのか損しているのか,おれにはよくわからない。

兎も角,この早朝掃除人をやるようになってから,1日がやけに長い。

さらに言えば,早起きしてるおかげで,こうしてじゃりん子チエを観れるというわけだ。

確かに得しているよ。

昔の人の言うことは意味深い,それはわざわざ科学で検証するまでもないこと。

まぁ検証したっていいわけだけれども。

2016年3月17日木曜日

睡眠障害について

1年ほど前から,非常に楽な掃除人の仕事をしている。

どれくらい楽かというと,昼寝ができるくらいだ。

その代わり,朝はやたらと早い。

というわけで,そろそろ眠くなってきた。

外から子どもたちが遊びまわる声が聞こえる。

まだ夕方なので。

自分は睡眠障害ではないかと精神科医に相談したことがある。

医者の言ったことを要約すると,気のせいだと言われた。

気のせいとはどういうことだ。

余計眠れなくなりそうだ。

とりあえず治療費を無駄にしたということだ。

考え過ぎだとも言われたが,頭の中はいつも空っぽのような感じしかしない。

頭痛でもなければ。

精神科医に相談するより,こうしてノートに書いていた方がよほど治療になるかもしれないな。

おやすみなさい,また明日。